第17回活動レポート

2025/07/22

開催内容

テーマ

環境教育の現状とその先の展望

概要

今回の会合では、環境教育推進室 室長以下2名の方々にオブザーバとしてご参加いただき、環境教育の現状と課題、そして企業がどのように関与すべきかについて議論しました。特に、消費者の行動変容を促す教育と、サステナブル活動の評価・コスト負担を認めるルールメイキングの重要性について確認しました。

タイムスケジュール

18:00~18:10 オープニング

18:10~18:30 現状の環境教育の課題、その展望

18:30~18:50 質疑応答や確認事項

18:50~19:55 意識変化と行動変容の実現できる教育を広げていくためには?

19:55~20:00 クロージング

議論内容

環境教育推進室 室長以下2名の方々にも参画いただき、多角的な視点からサステナビリティ推進の課題について以下2点を深掘りしました。

求める人物像について:

正しく状況を理解し自ら行動できる人材、グローバルな社会課題をビジネスで解決できる人材、そして多岐にわたるサステナビリティ課題に対応できるマルチタスクな人材の育成が不可欠という意見がありました。

環境教育に対する企業参画の意義について:
環境教育への参画は、ブランディング向上や企業イメージの強化、新たなイノベーションの獲得、そして将来的な市場形成に貢献することについて共有がありました。特にBtoB企業は対外的に消費者の立場で見え辛い側面がありますが、企業理念の具現化や社会貢献を通じて人材確保・企業価値向上に繋がることが期待されるとの言及がありました。

最後に、今後の活動の方向性について話し合いました。
環境教育フレームワークの全国展開について:
某高校での探求事業の成功を足掛かりに、実践的な環境教育フレームワークを確立し、全国の高校へ普及することに努めていく事で合意を得ました。また、2027年の学生指導要綱の改定が検討に向けて文科省と連携し環境省も推進していくとの示唆がありました。
企業利益に直結する環境価値評価軸の確立にむけて:
環境価値をコストではなく、企業収益や競争力向上に繋がる具体的な評価軸を開発し、市場におけるサステナブル活動の正当な評価を目指します。こちらは各企業様毎の宿題事項とし、次回の活動報告の場において共有する準備を進めております。