第16回活動レポート

2025/07/07

開催内容

テーマ

データ収集と活用

概要

今までの議論を参考に、評価軸の作り方を議論し、PoC(Proof of Concept(プルーフ・オブ・コンセプト))を実施しました。

タイムスケジュール

18:00~18:10 オープニング
18:10~18:50 データ収集と技術の活用
18:50~19:00 発表/議論
19:00~19:40 評価メソッドのメリット・デメリットを整理
19:40~19:50 発表/議論
19:50~20:00 クロージング

議論内容

・データ収集と技術の活用
 A班:数値化、可視化をどのデータを元に実現するか議論
 B班:市町区村を対象とした消費者視点での評価軸について議論

・PoC(概念実証)
 A班:データの抽出元を決めて、スコア化。利用者メリットなど連携する座組の課題を定義
  個人向けCO2排出量可視化プラットフォームの構想
  ここでは、購入物のレシート読み取りや居住地、移動距離などからCO2排出量を個人に紐付けて集計する。
  特に、キャッシュレス決済の履歴を活用することで、より効率的なデータ収集を目指す。
  将来的にはプラットフォームの構築を視野に入れていますが、そのスケールアップが現在の課題。
  この構想を実現するためには、利用者にとってのメリットを明確にし、
  必要に応じて他社との連携も検討していく必要がある。
 B班:AIを用いた算出例を用いて、実施
   企業価値評価式を応用した、地域(街)の価値を測る独自の指標が提案された。
   収益: 住民税や法人税、ふるさと納税など、地域に入ってくる収入を指す。
   コスト: 環境負荷の高い支出、例えばエネルギー費用や廃棄物処理量などが含める。
       これらは大きいほど地域の持続可能性に悪影響を与える想定である。
   ウェルビーイング: 地域住民の生活の豊かさに繋がる支出、具体的には教育費、公共交通機関の費用、
            インフラ整備費用などが該当。
   また、住居費や総務費のように、コストとウェルビーイングのどちらにも分類しにくい項目が存在するとの指摘があった。
   この指標を用いてAIで算出を試みたところ、鳥取県や秋田県が高い値を示しているという興味深い結果が報告されている。
   これらの地域が「コスト」を抑えつつ「ウェルビーイング」を高める支出を行っている可能性を示唆している。